【寿司屋のマナー】粋な客になるために気をつけておくこと。その①

こんにちは。現役寿司職人のゆうさくです。

今回の記事は、寿司屋のマナーについてです。

回転寿司屋は割と入りやすいですが、カウンターの寿司屋はちょっと敷居が高くて入りづらい…と思う方、多いんじゃないでしょうか。

僕の勤務する店も、通りから奥まっていて、一見入りづらいです…。なので、予約なしで入ってくる外国人のお客さんなんかは、すごいなと思います。

そして、せっかく気合を入れてカウンターの高級寿司屋に入ったら、自分の振る舞いが格好よく、粋でありたいですよね。

また、店側も客側もお互いを尊重して、良い時間を共有できたら、最高ですよね。

ということで、今回は寿司屋での良い立ち振る舞い、「これはアウト!」という立ち振る舞いについて考えてみました。

それでは、行ってみましょう!

野暮な客、駄目な客にならないために

最近、「[新装改訂版]現代すし学-すしの歴史とすしの今がわかる-(大川智彦著)」という本を読んでおりまして、その中に面白い箇所があったので、引用しながら、考えてみます。(斜体の字が引用部分です。)

野暮な客、駄目な客にならないために

すしは客と主人とが”対峙”して、互いを認め合いながら礼と作法で食べるものである。ほんとうの”すし通”になるために以下のことに注意したいものである。

◇女性は香水をぷんぷんさせて入店しない。男性は葉巻を吸わない。(すしは風味が大切)

→その通りだと思います。例えば、男女同伴で来店するお客さんがいたとして、オシャレしてカッコつけたい気持ちは男女ともにわかりますが、「匂い」で他のお客さんの邪魔をするのはご法度。

「すしは風味が大切」と著者も述べています。ノドグロを炙った香りや、白身魚の繊細な風味などがわからなくなってしまうので、香水やタバコは控えましょう。

◇カウンターは自分だけの空間ではない。(隣り合わせた人のことも考えよう)

→上で述べたタバコや香水に通じる部分がありますが、大声で話したり、酔って歌い出したり、隣のお客さんに無闇に話しかけたりするのは迷惑なので、やめましょう。

あと、ウンチクをだらだらと話すのもやめたほうがいいでしょう。相手はプロです。あまり調子に乗って話すと、板前の機嫌をそこねる可能性があるので、いいことがありませんよ!

あと、現場で働くものの意見としては、数回だけ来て「俺はこの店の常連だ!」的な顔をするのも格好良くないです。あなたの隣の席には、何十年も前から一週間に2回くらいのペースで来ているお客さんがいるかもしれません。側から見ると痛々しくなってしまいます。気をつけましょう。

◇知ったかぶりをしない。

→これも上で述べたことに通じると思いますが、調子に乗ってベラベラ話さないほうがいいです。産地を尋ねるくらいだったらいいかもしれませんが、それでも何度も聞くのはやめておきましょう。

もしデートで来たとしても、「俺は寿司を食べ慣れてるぜ!」感を出すのをグッと抑えて、寿司の味と相手との話の内容に集中しましょう。そのほうが楽しめるし、板前も気を使ってくれると思います。

あと、食べ慣れている人は、言葉じゃなくて、仕草や雰囲気でなんとなくわかります。

◇「今日のオススメは?」と聞かない。(店にとってはすべてオススメである)

→これは別にいいんじゃないか?と一瞬思いましたが、ちょっと質問内容が広すぎますかね。一応聞かれれば答えますけど、店側からすると「いや、オススメ沢山あるんだけどな…」と思っているかも。次の項目に続きます。

◇「白身のオススメは?」など店の対応がしやすい聞き方をしよう。

→この尋ね方のように、的を絞ってくれると答えやすいですね。あとは、例えば、「今日のサバはどうですか?」とか。すると「今日のは、脂のノリはあんまりですけど、身はしっかりしていて良いですね。」とか答えてくれるはずです。

◇シャリ・ネタ・ギョク・アガリ・お愛想など職人用語を使わない。

→このブログでも、寿司屋の符丁(隠語)について記事にしたことがあります。符丁についてはこちらから。

1、2回使う程度ならそんなに気になりませんが、お客さんがあまり意識的に使うと違和感がありますので、積極的には使わないようにしたほうが無難です。これも、「俺は寿司を食べ慣れてるぜ!」感を出さないことに通じますね。

◇すし飯を醤油につけるようなことはしない。

→最近は、ハケで醤油をぬってお出しする場面が増えてきたような気がしますが、まだまだ醤油皿の醤油に自分でつける機会は多いですよね。

そんな時、べったり酢飯に醤油をつけるのは、粋じゃないかもしれません。握った寿司を、ちょっと横に倒して、ネタとシャリにちょっとつけるのが良いと思います。

◇すしダネをすし飯からはがして醤油につけない。

→せっかく板前さんが酢飯とネタの一体感を大事にして握ったのに、はがされて食べられたら、目も当てられません。店ではほとんど見たことがありませんが、もしはがしてワサビを追加でつけて食べたりする方は、格好良くないのでやめましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は寿司屋のマナーについての話でした。

どうすれば、粋なお客になれるのか?最後に再確認してみます。

女性は香水をぷんぷんさせて入店しない。男性は葉巻を吸わない。(すしは風味が大切)

カウンターは自分だけの空間ではない。(隣り合わせた人のことも考えよう)

知ったかぶりをしない。

「今日のオススメは?」と聞かない。(店にとってはすべてオススメである)

白身のオススメは?」など店の対応がしやすい聞き方をしよう。

シャリ・ネタ・ギョク・アガリ・お愛想など職人用語を使わない。

すし飯を醤油につけるようなことはしない。

すしダネをすし飯からはがして醤油につけない。

今回は以上となりますが、粋な客になるポイントはまだありますので、次回、寿司屋のマナー】粋な客になるためにはどうすればいい?その②に続きます。自分が寿司屋で食事するときに意識してみてくださいね。

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